ティムコの新提案として2011年にデビューしたJスイッチ。そのコンセプトは「特殊なラインを必要とせず、シングルハンド感覚でキャストできる日本のフィールドにマッチしたスイッチロッド」です。シングルハンドベースのロッドパワーでオーバーヘッドキャスティングが快適に行え、さらにアンダーハンドやスペイといった水面を使ったキャスティングにも対応できるようなアクションが多くのファンを魅了し、発売以降日本にスイッチロッドでのフライフィッシングを根付かせました。そんなJスイッチが2018年にマイナーチェンジ。
定番である#5から#8は完成されたブランクはそのままに、グリップとリールシートのデザインをリファイン。フォアグリップは従来の260mmから210mmに短縮。グリップが短くなったことでバット部分のブランク性能を余すことなく発揮し、より少ない力でコンパクトにキャストできるようロッドの性能がアップしました。
リールシートはブラック単色からシックで美しい輝きを放つシルバーカラーのアルミに変更。さらにスペーサーとして格子目の美しいウーブン(平織り)カーボンを合わせる事で高級感を醸し出しています。
また新開発の#3、#4に関してはレングスを10フィート3インチとし、さらにその3インチのリアグリップを脱着式としました。ちょっと短めのスイッチロッドとして、そしてリアグリップを取り外した時は10フィートのロングシングルハンドロッドとして使用できます。まさに真のスイッチロッドといえるでしょう。
合わせるフライラインはバーサタイルな基本の一本としてスープラ・エクスプレス(もしくはマスタリーウェーブレングス・スープラエクスプレス)をお勧めいたします。各種シンクレートが揃ったシューティングヘッドの場合はマスタリーアトランティックサーモンショートのスイッチ(SWT)用がお勧めです。