横方向に流れる潮を掴み縦方向の潮に沈めながら探るのが三宅島で生まれた天狗ウキ。
円錐ウキとは異なった使い方ですが、コツを掴めば飛躍的に釣果が伸びる事になるでしょう。
海の中にはさまざまな流れがあり、その中に魚のいるポイントに流れ込んでいる確率の高い、釣りに大変好都合な流れのスジが存在しています。これは「プロダクティブ・コース(釣れる確率の高い流れ)」と呼ばれています。その流れは水平方向に、そしてあるポイントからはゆるやかに垂直方向にというように刻一刻と変化しながら流れています。
ウキからハリまでをこの流れに同調させラインに無駄な抵抗をかけずに流せば仕掛けは自然と魚のいるポイントまで運ばれ、アタリを得ることができるというのがカレント・ナビゲーション・システムの基本的なコンセプトです。
カレント・ナビゲーション・システムで広いエリアを効率的に攻略。
磯際の深ダナを急速潜行タイプで直撃。
水面に浮きやすいトップタイプを使えば従来通りのフカセ釣りもできます。
天狗ウキは磯際から沖合200メートル付近まで、また水深は水面から海底付近まで広範囲を攻略できるよう2つの基準を設けて、幅広いバリエーションを展開しています。2つの基準とは「ウキのサイズ」と「ウキの沈みやすさ」です。
※天狗ウキのバリエーションおよび仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
キャストポイント | 距離 | ウキのサイズ |
---|---|---|
磯際・足下 | 〜5m | 28Φ |
やや沖目・沖目 | 5m〜25m | 32Φ・36Φ |
沖目・遠投・本流 | 25m〜 | 40Φ・44Φ |
天狗ウキには際狙いに適した28(外径28mm)から遠投・本流用の46(外径46mm)までのサイズがあります。潮の速い時や風が強い時は大きめのサイズが効果を発揮します。また、近距離で微妙なアタリをとるには小さめのサイズが向いています。
ウキについている番号 | 水深 | |
---|---|---|
グループA | Φ・0・1・2 | 深いエリア |
グループB | 3・4・5・6 | 中層エリア |
グループC | 7・8・9・10・12 | 比較的浅いエリア 海水面付近 |
小さい番号ほど沈みやすく、大きい番号ほど浮きやすく調整されています。流れる水のエネルギーは非常に複雑なので、何番が浮き何番が沈むかは一概には言えませんが、重要なのは流していきたいプロダクティブ・コースに最も良く反応してくれるウキをセレクトすることです。
カレント・ナビゲーション・システムは流れを利用して魚のいるポイントに仕掛けを送り込んでいく釣り方です。プロダクティブコースを探すには、仕掛けをいろいろな場所に投入してみて、その動きを観察します。他の場所に比べて明らかにウキが吸い込まれて行く所があればそれがプロダクティブコースです。
トップタイプのウキであればウキの静かな水没でわかるでしょうし、潜行タイプであればリールのスプールから引き出されるラインの状態を見て、海中の流れに反応しているのかどうかを判断します。この場合、ウキはわずかに吸い込む流れを受け止める帆の役目なので、狙うポイントが遠くなるほど流れに対し抵抗の大きいラージサイズのものを使う必要があります。
このポイントが見つかれば、ウキ投入付近へコマセを打ち、仕掛けを流れに乗せ、抵抗なく吸い込ませて行けばよいのです。
ラインメンディングとは、風やサラシなどの影響を受けて仕掛けがプロダクティブコースを外れないようにラインを操作することです。
プロダクティブコースをキープし、仕掛けをバイトポイントまで正確に運ぶためには、ラインを無駄なくスムーズに送り出す必要があります。ラインメンディングがうまくいっていれば、体感ショックとしてアタリが伝わってきます。
流れに乗った天狗ウキはリールからいきいきとラインを出していきます。リールのベールをオープンにしてスプールのエッジを親指と中指で軽く押さえ、スムーズにラインを送り出してください。プルプルと出ていくラインをまるで子犬の散歩でもするかのようにハンドリングする感覚はとても快適です。そしてこの指先の感覚に集中すればするほど、かすかなアタリでも電撃フッキングすることが可能となるのです。
キャスティングする時は潮の状態も考え、数カ所にキャストしてウキが流れに反応するかどうかをよく観察します。
何度かキャストし、ウキの流れ方を確認したら、別の番号に替え同じように使ってみます。
このようにして日頃から手持ちのウキの特性を知っておけばいつでも状況にあった最適なウキをセレクトできるようになります。
キャストを繰り返していると、天狗ウキが流れに反応し、わずかな潮の流れもとらえるのがわかるはずです。天狗ウキは海中の吸い込む流れや湧き上がる流れ、そうした複雑な流れを確実にとらえてくれます。
番号を変えれば浅いところも海底近くにもウキは流れていきます。もちろん中層を長時間流し続けることも可能です。要するに天狗ウキは流芯をキープしていれば、魚に出会うまでどこまでも流していけます。
1・エサが見えている間はエサを見る。つまりエサが消えた瞬間にあわせる。
2・ウキが見える間はウキを見る。ウキが流れとは違う不自然な動きをした瞬間にあわせる。
3・ウキが遠く、あるいは見えにくくなったらラインや竿先から伝わる感触、リールから繰り出すラインの状態、それらの全てでアタリをキャッチしてあわせる。
4・体感ショックで強いあたりを感じる。
アタリのとり方で最もエキサイテイングなのはラインでアタリをとる方法です。目に見えるラインとラインに軽くあてた指先の感覚に集中し、そのわずかなアタリを認識できるようになれば、もうあなたは無敵のアングラーといえるでしょう。
天狗ウキを使ってみたいが何から買ったら良いの??先ずは浮力番号#3・#5・#7の3つを買って始めよう!!この3つをローテーションして海のいろんな流れの情報を収集してみましょう!基準は#5。縦方向の流れを掴みたい時は#7。流れ又は深い棚の釣りには#3。
天狗ウキご使用の際は、専用のカン付ウキ用リグとストッパーをお薦め致します。
(カン付ウキ用リグ、天狗ウキストッパーは別売りです。)
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カン付ウキリグ
天狗ウキ用ストッパー
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