マルタ(通称マルタウグイ)はウグイ亜科に分類される魚。
沿岸部から河川河口部の汽水域に生息していて、春になると産卵の為川を遡上する。婚姻色はとても鮮やかなオレンジ色で、このビジュアルに魅了されるアングラーも少なくない。
動物食性で、貝類やゴカイ類、エビなどの甲殻類を捕食し、産卵期でも果敢にルアーやフライを追うのでゲームフィッシングの対象魚として親しまれている。関東では多摩川が有名で、2月後半〜GW明けくらいまで釣りを楽しむことができる。
ついているポイントさえ見つけてしまえば簡単に釣ることができるので、初心者にもオススメ。
ポイント選びが重要で、活性の高いマルタは瀬の速い流れの中にいます。
この瀬の上流にキャストし、底を転がるようなイメージで自然にルアーを流します。意外とルアーを見切るのが早いので、ルアーローテーションはこまめに。魚が見えているような絶好のポイントでは、数投してあたらなければすぐにルアーを変えるようにします。
ハイシーズン中の人気ポイントは大変混雑するので、ゆずりあいやマナーを守った釣りを心がけるようにしましょう。
関東では多摩川のマルタが有名で、昔から愛されている釣りものひとつです。浅いポイントが多く、マルタの好む瀬がたくさんあり、釣りやすいのも魅力的です。
ロッドは7ft前後のものが扱いやすいのでおすすめ。トラウトの中流〜本流用にリールは2000番〜3000番までをあわせ、ラインは6LB〜8LB。
普通の靴だと狙えるポイントが限られてしまうのでせめて長靴か、ヒップウェーダーやウェストハイウェーダーがあると安心。
ルアーは見切られるのでなるべくたくさん種類を用意する。5g前後のスプーンやスピナー、5cm前後のミノーなど。
スピナーはゴールドのブレードものもがよく効く。スプーンも赤金などのゴールドベースのものを。
ポイントによってはナマズやスモールなども釣れるので、欲張ってこちらの準備をしておくと更に楽しめる。
7ft前後のトラウトの中流〜本流用がおすすめ。
駅から徒歩圏内の釣り場も多いので、電車釣行もできるのがマルタフィッシングの良いところ。その際にはパックロッドが持ち運びに便利です。
ロッドに合わせて、2000番〜3000番クラスのものを。いろいろなシチュエーションに対応する為、ノーマルギアがおすすすめ。
ラインはナイロンなら6LB〜8LBくらい。ファーストランがなかなかトルクフルなのであまり細いラインだと切れる恐れあり。
エリア〜渓流、中流用の5cm前後のミノーや5g〜7gくらいのスプーン、スピナーなど。
カラーとしては赤金やレッドヘッドなどが有効。
意外と見切るのが早いので、ローテーションはこまめに。
実績ポイントなどで魚が見えている時は2〜3投して反応がなければすぐにルアーをチェンジするのが効果的。
群れの中に婚姻色ウグイが混じっており、釣れることもある。近縁種であるが、マルタとは種が異なる。
ポイントによってはそれなりの藪漕ぎを強いられることもあるので、服装にはそれなりの準備を。
スニーカーなどでも良いが、狙えるポイントが限られてしまう為、より多くのポイントを狙いたいのならウェストハイウェーダーやヒップウェーダーがあると安心。日差しが強く、紫外線も多いので帽子を被って対策を。
いつもは渓流、海、湖などへ通っているアングラーも、
この季節ばかりは日常の景色の中にある馴染みの川へ出かけていって
童心に返り追いかける、そんなマルタ釣り。
今度の休みはタックルを持ち替えて、オレンジの美しい魚体を探しに行きませんか?