渚滑川は、天塩岳を水源に持ち北海道紋別郡滝上町の中央を流れ、紋別市を経てオホーツク海に注ぐ全長84kmの一級河川で、今から20年前に全国で最初にキャッチアンドリリース区間が設置された川として有名です。
現在は約30kmの区間がキャッチアンドリリースに設定されています。さらに、滝上町がキャッチアンドリリース条例を定め、行政としてフライフィッシングなどの釣りを観光事業とし、積極的に推進しています。
釣れる魚種はレインボートラウトが主で、その他にヤマメ、エゾイワナ(アメマス)が釣れます。
滝上町 https://town.takinoue.hokkaido.jp/
NPO法人「渚滑川とトラウトを守る会」http://syokotukawa.server-shared.com/
日々の渚滑川の状況や地図を公開していて、初めて訪れる方でも情報が得られやすく、釣り場へのアクセスも大変しやすくなっています。
大型の個体が多く、ヒレの状態も美しいのが特徴
オホーツク紋別空港利用報奨金制度を申請すると、片道で2,000円、往復で5,000円の報奨金を受け取ることができます。
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こちらにあるPDFをプリントアウトし、必要事項を記入の上サンスイ各店へお持ちください。
(書類は各店でもご用意しておりますので、その場で記入していただくこともできます。)
不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。お問い合わせ
オホーツク紋別空港から釣場まではレンタカーがおすすめです。
6月に入ると雪代による増水も収まり、水生昆虫の動きも活発になる事から渚滑川でのフライフィッシング最盛期を迎えます。渚滑川のCR区間はもともと河原が少ないので、水量が多い時期は少々釣りづらくなります。水量が落ちてくると河原が出来る為、初心者でも遡行しやすく、ポイントも大変わかりやすくなります。
フライではドライフライでの釣りが断然面白くなります。ライズしている魚を狙う時は#12-14のメイフライパターンを使い、ライズが無いときは逆に#4-10のアトラクター的大型ドライフライで魚に対し積極的にアピールして釣ります。本州ではあまり味わう事が出来ない、超大型ドライフライで野性化したレインボーを釣る醍醐味は、正に北海道ならではの釣りと言えるでしょう。
雨が降ったあとで水量が多い場合はニンフの釣りが大変有効です。主に岩盤を削って流れる渚滑川では、川底に岩盤の割れ目(スリット)が入っている箇所が多くあります。そういった場所に大型のレインボーは着きやすく、スリットに沿って重たいニンフフライをルースニングやアウトリガーといったスタイルで流すととても効果があります。
フライラインに加えてバッキングラインが50ヤード(45m)以上入る大きさのリールをお勧めします。リールファイトになる場合がありますので、ブレーキシステムはディスクドラグの方が楽にやりとりができます。
ウェートフォワード(WF)のフローティングラインを使います。また、バックスペースが取れない場所もありますので、アンダーハンドキャスティングができるLOOP社のフローティングラインやティムコ社のオリジナルラインであるオーバーヘッド&ディー(OH&D)も使いやすいです。
行政のキャッチアンドリリース条例により、魚族が保護され魚影の濃いフィールドとなっている渚滑川。初心者や女性でもエントリーしやすくなっているので、ネイティブの元気な魚達を釣って、フライフィッシングの魅力を存分に味わっていただけます。まるでいつかみた映画のような、親子で、恋人や仲間と行く北海道釣行・・それを叶えてくれるのがこの渚滑川なのかもしれませんね。